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【インテリアの歴史】アール・ヌーヴォー(其の二)

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スペイン、ドイツ、オーストリアの新芸術

アーツ&クラフツ運動はのちの新しい芸術運動に大きな影響を与えていくことになります。スペインのモデルニスモ、ドイツのユーゲント・シュティル、オーストリアのゼセッションはそれぞれの国における「アール・ヌーヴォー(新しい芸術)」です。

■スペイン モデルニスモ(19世紀末~1920年代)

モデルニスモは、曲線の使用や華やかな装飾性などアール・ヌーヴォーの特徴を持つことからカタルーニャ版アール・ヌーヴォーとも呼ばれています。ガウディ(Antoni Gaudí i Cornet / 1852年 – 1926年)や、その師でもあるリュイス・ドメネク・イ・モンタネ―(Lluís Domènech i Montaner / 1850年 – 1923年)など、カタルーニャの建築家達はアール・ヌーヴォーから強い影響を受けながら、南フランス及び北アフリカのイスラム建築を研究し、伝統的なムデハル様式を加えた独特なスタイルを築いていきました。
モデルニスモの代表といえば、アントニオ・ガウディです。パリ万国博に出品された手袋店のショーケースからガウディの才能を見て取ったグエル侯爵は、彼の創造力を引き出すかのように次々と斬新な計画を持ち掛けました。「グエル邸」、「グエル公園」、「コロニア・グエル教会」など、ガウディの建築にはいくつものグエルの名前が冠してあります。

■ドイツ ユーゲント・シュティル(19世紀末~1920年代)

ゲオルグ・ヒルトによって創刊された総合イラスト週刊誌「ユーゲント」(1896年~1940年まで刊行)、この「ユーゲント」が語源となって生まれたのが、ドイツ語で「青春の様式」を意味する「ユーゲント・シュティル」という芸術運動です。一般にアール・ヌーヴォーの芸術運動がドイツ・オーストリアに波及し、そう呼ばれるようになりました。
動植物や女性のシルエットなどをモチーフとし、柔らかい曲線美を特徴とする一方、直線平面を強調し、アシンメトリな幾何学模様を使用する傾向があります。

■オーストリア ゼセッション/ウィーン分離派(1897年~1930年代)

オーストリアは、ヨーロッパ主要国の中でもアール・ヌーヴォーに参加した最後の国です。アール・ヌーヴォーの特徴である、曲線的形態や植物的模様を排した幾何学的でシンプルなデザインの運動が起こりました。ウィーン分離派は古典的、伝統的な芸術からの分離を標榜する若手芸術家のグループでした。グスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862年 – 1918年)が初代会長を務めています。クリムトは上流階級の婦人たちの肖像画を多く手掛けました。

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