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【インテリアの歴史】アール・ヌーヴォー(其の一)

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1890年以降、ヨーロッパで巻き起こる美術運動

アーツ&クラフツ運動の影響を受け、1890年代~1910年頃までにヨーロッパを中心に室内装飾や家具の新しい美術運動が起こりました。ここに集まった前衛的なデザイナーの作品が、のちにアール・ヌーヴォー(新しい芸術)と呼ばれるようになりました。
アール・ヌーボーの特徴としては、まず曲線的なデザインが挙げられます。装飾のすべてが植物の世界からくるという考えのもと、ツタが絡みつく形や植物の波打つ曲線を表現する芸術で、それは大量生産による機械化により、かつての装飾的な形態が取り除かれていった中で、曲線的なデザインによって生活に創造性や芸術性がある豊かさを取り戻そうとした結果でした。ベルギーで誕生したこの運動は、瞬く間にヨーロッパ全土に広まっていったのです。

■フランス(1890年代~1910年代)
フランスではパリとフランス北部のナンシーにアール・ヌーヴォー運動が起こりました。ナンシー派はロココ様式に新しい自然主義を取り入れたデザインです。パリ派は自然の観察に基づいた流れるようなフォルムと曲線へのこだわりが特徴で、自由で個性的な家具を創出しました。
ナンシー派の代表的な作家としてあげられるのは、エミール・ガレ(Charles Martin Émile Gallé / 1846 – 1904)。ガラスの工芸家として数々の素晴らしい作品を作り上げたその芸術性は今も尚、世界中で愛され続けています。

■イギリス グラスゴー派(19世紀末~1920年代)
イギリスでは古い伝統と単純な構成が好まれました。そのため、柔らかな曲線やロココ様式の要素を持つアール・ヌーヴォーはあまり受け入れられませんでした。
そこで、イギリスではグラスゴー派を中心とする「イングリッシュ・アール・ヌーヴォー」というデザインの流れが生まれました。直線的なデザインと、淡い色彩が特色で、それまでの彫刻に代わり、象嵌が用いられ、白鉛や真珠貝、エナメル、打ち出しの銅の素材が多く使用されています。
グラスゴー派の代表的な建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh / 1868年6 – 1928)の作品はこれまでの建築に対し、機能性により建築の形が決定され、モダニズム建築の基礎を確立しました。

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